|
こんにちは。会員の方はログインできます。 |
当ツールでは、以下の計算式から計算をしています。
【CO2排出量】 = (旅客輸送のCO2原単位) × (移動距離) × (座席クラス係数) × (放射強制力指数)
当ツールでは[gCO2/pkm]を単位とする値を利用しています。この単位は、[Gram of CO2 per Person Killo Meter]を略したもので、旅客によって1人の人を1KM移動する際に排出されるCO2の量を表現し、航空に限らず、旅客の輸送の際に排出されるCO2の量を表します。
当サイトのデフォルト値は、国際線:86.41[gCO2/pkm] , 国内線定期便:107.29[gCO2/pkm] 、国内線その他:2009.32[gCO2/pkm] を2007年度の「国土交通省の航空輸送統計年報」より算出して利用をしています。
原単位は、燃料消費量、座席×移動距離、座席利用率、旅客/貨物の重量比率から算出しており、算出方法と根拠については、採用しているモデルや詳しい説明と供に後日公表する予定です。
なお、これらの値はあくまでも当ツールのデフォルト値であり、適当でないと思われる場合には、詳細入力項目として、独自の原単位にて、上書きをして計算をしていただけます。
移動距離は空港間の大圏距離(GCD:Great Circle Distance)を計算して利用しています。
地球を球体として取り扱い、2つの空港の緯度、経度の位置データから、その2点間の最短距離を移動距離として計算をしています。また、実際には、地球は真の球体でなく、少しだけ平らな楕円形(1%以下の差)であるため、半径としては、その楕円の平均半径(R=6372.7976)を利用しています。
一般に航空会社が発表している区間マイルは、IATAの運賃計算に使用する区間距離を基準としています。これに対して、当際とのツールでは、2点の空港間の最短距離を利用しているために、一致をしていないと考えられます。
英国のDefraが発表している、「Code of Best Practice for Carbon Offset Providers:」中の短距離フライト用の値を国内線用の値として、長距離フライト用の値を国際線用のデフォルト値として利用しています。
国際線では、エコノミー=0.73 、プレミアムエコノミー=1.17、ビジネス=2.12 、ファースト=2.92 を利用しています。
国内線定期便では、エコノミー=0.95 、 ビジネス=1.43 を利用しています。
航空で旅客をする際にはエコノミー、ビジネス、ファースト等、数種類の座席クラスを選択することができます。
これらの座席クラスごとに、座席の種類や機内での占有面積や、受けられるサービス、持ち込み重量等が異なりますが、それらの違い考慮にいれて、搭乗者へ振り分けるための係数のことを言います。
たとえば、極端な例として、ある区間のジェット機の運行で300[tCO2] (300トンのCO2)が排出されるとします。人数の違いによって、燃料の消費量が変化しないとして、100人の旅客がビジネスクラスとして飛行をした場合には、一人あたり3トンと計算されるが、300人のエコノミーとして飛行をした場合は一人当たり、1トンの排出として計算され、約3倍の違いが生まれます。実際にはエコノミーやビジネス、場合によってはプレミアムエコノミー、ファーストクラス等、他のクラスが混在をした状況で運行されます。
さて、座席クラスごとの係数を決める手段の一つとして、座席の占有する面積と座席数から計算する手法があり、当ツールでは、そこから「座席クラス係数」を算出した係数群をクラスごとのデフォルトの値として利用しています。
また、短距離フライトと長距離フライトを比較した時に、エコノミー以上のクラスでは、大きく座席の占有面積が異なるとされており(例えば、同じビジネスクラスでも長距離の場合により広い面積を占有する)、国内線を短距離フライト、国際線を長距離フライトへ対応させて、Defraの係数を適用しています。
なお、これらの値はあくまでも当ツールのデフォルト値であり、適当でないと思われる場合には、詳細入力項目として、独自の座席クラス係数にて、上書きをして計算をしていただけます。
特定の空港間についての移動距離の調整は行っていません。
特定の運行区間についての原単位の調整は行っておりません。全ての運行を統計的に平均した値として燃料消費量を通して、原単位に含まれるという意味ではしております。
現在は行っておりません。短距離飛行での離発着(LTO:Landing and Take Off) サイクルの影響分や、長距離飛行の場合の航空燃料の増加分による燃費への影響分をどのように計算結果へ反映をするかについては現在検討中です。
現在は行っておりませんが、有効なデータを入手できるようになりましたら、検討をしたいと考えています。
現在は行っておりません。
原単位は、燃料消費量、座席×移動距離、座席利用率、旅客/貨物の重量比率から算出することができますので、理論的には運行毎のデータが航空会社より公表されれば、運行便毎の計算をすることが可能です。
現時点では、そういったデータは公表されていないか、有料で特定の運行区間の統計処理後のデータを取得することのみ可能です。当ツールでは、そういったデータを取り込むことにより、将来的に、より正確な原単位を算出し、正確性の高い計算結果を提供していきたいと考えています。
現在は行っておりません。将来的に有効なデータが入手できた場合には順次、適用してきたいと考えています。
航空機は高度10KM前後でCO2以外にやNOx(光化学反応を介してオゾンへ変化)や水などの物質を排出しながら飛行します。
これら高度でのNOxの排出や飛行による雲への影響が無視できない程度に地球温暖化への影響があるとの報告や議論があります。その影響分をCO2の排出単体あたりに対しての指数とした表したものが「放射強制力指数(RFI)」です。
これらの数値の大小(22〜3.4)に関しては議論があることや、寄与がCO2によるものではないことから、当サイトではRFI=1、つまり、CO2の排出以外の分に関しては考慮しないことをデフォルト値として採用をしています。
なお、この値はあくまでも当ツールのデフォルト値であり、適当でないと思われる場合には、詳細入力項目として、独自のRFI係数にて、上書きをして計算をしていただけます。
icao(英語)のサイトの「ICAO Carbon Emission Calculator」があります。