■3分でわかる、排出権とCO2削減証書


【なんだか怪しい〜!?】

「CO2の削減を証明する証書?なんだか怪しいなぁー。そういえば、排出権とか排出権取引って最近良く聞くけど、いまいちよくわかってないかも・・・」

という人向けの説明です。

さて、地球温暖化問題が世界中で叫ばれているのはもうご存じのことですよね。ガソリンや石炭を燃やすことで、空気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が高くなり、それが温室効果をもたらし、氷が溶け、海面が上昇し、北極の白くま君が・・・

あっ、ごめんなさい。そんな説明、もう聞き飽きたという声が聞こえてたので、本題へ。

要は、CO2はできるだけ出すな、ということなのです。

今、国際社会においてこのCO2をいかに出さずにいられるか、ということが共通の課題として取り組まれているのですが、そんな中で生まれたのが、「排出権取引」です。

金や石油や株の取引と同じように、なんと「CO2を出してもいい権利」を売り買いするということができるようになったのです。

簡単にその仕組みを説明します。


【排出権を作る】

例えば、発展途上国で火力発電所を建てようというプロジェクトがあったとします。この火力発電所を造ると、次から次へと石炭を燃やして、年間100XXXトン(とてもたくさん)のCO2が出てしまいます。

よろしくありませんね。 ただでさえCO2出まくりなのに、また更に出る量が増えてしまいます。

「でも、発展途上国の人たちは、家に電気すらない状態で、かわいそうだしなぁ。うーん、仕方がない、そうか、同じ電気なら、火力発電はやめて、お金は余計にかかるけど、風力発電にしよう。そうすれば出るCO2は年間1XXトン(少しだけ)だ!」

結局、風力発電を採用したことで、未来に排出する見込みだったCO2を減らす効果があったということになります。そして、それだけ出すのをやめたCO2を「権利」として売ることができるわけです。

この時点では、これはまだ「CO2を出さなかった権」。


【排出権を買う】

さて、この「CO2を出さなかった権」を買う人はいったい誰でしょう。

世の中には、約束通りにCO2を出す量を減らせないと罰金をうける国や企業がいます。

彼らは約束を破ると、厳しい罰金や制裁をうけるしかないのでしょうか?

いいえ、この「CO2を出さなかった権」を買って、余計に出てしまった分だけの、埋め合わせをすれば、OKという救済措置があるのです。なんと、余計に出てしまっても、お金さえ払えば、ちゃんと目標を達成したことになってしまうのです!

こうして「CO2を出さなかった権」は「CO2を出してもいい権利」へと形を変え、使われます。

なんだかインチキのようですが、これはこれで、差し引き、全体で目標が達成されれば、目標の分だけは以前よりもCO2を削減できたことになり、なによりも「全員で減らしましょう!」という約束が動き出しているということに意味があるのです。


【CO2削減証書とは?】

こんな中で「CO2削減証書」とはいったい何なのでしょうか?

「CO2削減証書」は一言では、「排出権を使えなくしたことを証明」するものです。

現在の状況では、なにもしなければ、誰かが排出権を買い、その買う目的は、「余計に出てしまった分」の埋め合わせ、すなわち「CO2を出してもいい権利」として利用されることになります。

このような使われ方では、結局、CO2は出てしまうことになりますね。

一方で「CO2削減証書」は、あなたが購入した重量の分だけ排出権を無効化して他人の埋め合わせ目的として利用できなくしてしまいます。

つまり、あなたのお金は、排出権を通して、自然エネルギーによる発電といった温室効果ガスの排出削減プロジェクトの推進へ使われたことになります。

「CO2削減証書」で利用する排出権は国連のお墨付きがあるものだけで、あなたの手に渡る前に無効化処理もされていますので、安心・確実にまとまった量のCO2を削減できて、地球温暖化防止に貢献できます。

少し複雑ですが、ここまでで、「排出権」と「CO2削減証書」について多少ご理解をいただけましたでしょうか?


【最後に】

詳細な点で正確でないとご指摘をされる旨もあると思いますが、わかりやすさを優先して書いておりますので、どうぞご容赦ください。



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